2004年度県立高校入試倍率
 2004年2月26日正午をもって、富山県の2004年度県立高校全日制一般入試の募集が締め切られました。
 なお、定員と募集人数の差は、推薦による入学確約者数です。

高校 学科定員募集志願 2004 2003 2002 2001 2000
富山地区
富山 普通 240 240 253 1.05 1.10 1.15 1.17 1.01
理数 40 28 28 1.00 1.11 1.11 1.11 1.14
富山中部普通 240 240 240 1.00 1.10 1.09 1.09 1.03
理数 40 27 47 1.74 1.36 1.14 1.14 1.46
富山東 普通 240 226 314 1.39 1.24 1.22 1.12 0.97
呉羽 普通 190 172 286 1.66 1.15 1.27 1.10 1.08
富山南 普通 200 170 226 1.33 1.65 1.50 1.31 1.37
いずみ 総合 200 138 240 1.74 1.36 1.88

看護 40 26 49 1.88 1.42 2.62

高岡地区
高岡 普通 240 240 301 1.25 1.27 1.15 1.22 0.98
理数 40 24 26 1.08 0.88 1.27 0.86 0.68
高岡南 普通 200 180 184 1.02 0.97 1.12 1.15 0.97
その他の地区
砺波 普通 160 160 181 1.13 1.03 1.08 0.96 1.08
理数 40 28 34 1.21 1.18 1.03 0.97 1.20
魚津 普通 200 200 220 1.10 1.04 1.00 1.15 0.97
理数 40 28 32 1.14 1.21 1.04 0.93 1.17

〈富山高校周辺の倍率〉

 富山高校は普通科・理数科のいずれも前年よりも微減。この点に関しては富校の杜の予想がほぼ的中しました。しかし1.10を切る倍率は2000年以来のことであり、全体で13人しか定員超過がない点ではかなりの低倍率だと言えます。

 中部高校は理数科の高倍率が目をひきます。推薦枠の1増によって募集定員が1減った影響もわずかにありますが、去年でも1.36の高倍率だったのをさらに上回ってきました。前年が1.36程度であれば、「今年は応募が減るのではないか」との憶測が出てくるのでしょうか。ノーベル賞の田中耕一さんの効果もあるかも知れません。

 中部の普通科は、理数科への偏重のためか、中学校間の談合調整のたまものか、1.00倍になりました。理数科志望者から普通科枠への合格者が続出することが予想されます。富山高校に比べての「理高普低」傾向が続いています。

 そのほか、ここ数年続いていた南高校人気が呉羽に引っ越ししています。呉羽への志願者は実に前年比89人増です。南高校の前年1.65の倍率が大いに敬遠された結果でしょう。前年倍率を敬遠するかどうかの心理的ボーダーラインは1.6あたりにあるのかも知れません。

 高岡高校では、近年は普通科の倍率が堅調に推移しています。また、定員割れの傾向が続いていた理数科も、1倍を回復しました。これは、推薦枠の増加に伴う理数科の募集枠減が功を奏したと言えるでしょう。高岡は、定員の20-40%と決められた推薦枠をいっぱいの16人にまで増やしました。



〈学びたき若人、集え〉

 富山高校は明治18年、「学びたい」という強い意志を持った先輩方、そして彼らを応援した多くの県民の支えがあって創設されました。この「創校の思い」と「慎重、敢為」という校訓は、戦前より変わらぬ富校生の心得として、また誇りとして、いまもなお生き続けています。

 これからの富山高校を作るのは、あなたです。富山高校の119期新入生として、高い志を持って校門をくぐられることをお祈りしています。


〈さてと。〉

 受験勉強にいそがしい中学生のみんな、こんにちは!受験生が最後にやることといったら、これまでのテストの見直しです。特に模試の見直しは力になります。あとは楽しい富校生活をうきうきしながら想像することですね。そのためには富校の杜を読むのが一番。あなたの合格をしっかりサポートいたします。

 ガンバレ ! 受験生 !!


1年生 2年生 3年生 (学年の変わり目は4月1日ということで)

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