114期 予餞会  記事:藤木豪俊 (114) / 写真:平木柳太郎 (115)
 2002年2月5日、114期の三年生を送る会。予餞会が行われました。
 今回の記事はかなり異色の内容で、予餞会当日の写真と共に、藤木豪俊による3年間の回顧録がつづられる・・・、といったおもむきです。 詩的です。むしろ詩です。

吹奏楽部
 私たちが富校へ通った3年間。ピンクのサクラが舞い落ちると同時に足を踏み入れた私たち。 新しいメンバーとの出会い。ドキドキ。もう慣れっこのはずの友達作り。でも最初はやっぱり難しい。 先生との出会い。中学とのギャップ。驚き、そして経験。
 太陽に恋をするひまわり。私もあの花のように、あなたを見て生きていられたら・・・。たとえ種という涙を落とすことになっても。

モー娘。??
 月日は流れ、時はまた巡る。先輩の旅立ち。募る少しの不安。2階へ。階下に聞こえる後輩の声。 友情とかいう、デリケートでへんてこなもの。責任とかいう、面倒だけど心にひっかかるもの。 そう。この1年で得たモノは、要領の良さが1番大きかったろうか。

オッサンと愉快な先生達
 そして3階へ。この1年の重み。友の一声・・・"Love is All. All is Love..." 辛い日々。投げ出した鉛筆。そんなときは、友と中庭で寝ころんでひなたぼっこ。隣に友のいる気持ち。速すぎた雲。
 そして・・・教室にぽつ、ぽつと穴が開き始め、社会へ旅立つ準備。
 5分前に目を閉じて思い浮かべた人。大切な人。あの人がいたから、今の自分がいること。
 あっという間に予餞会。この同輩、この後輩、この先生じゃなきゃいけない理由はどっかにあるんだろう。 そして・・スタートラインの再確認。この子たちはそれをさせてくれた。

うん、ありがとうね。


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