第36回 文化活動発表会 記事 : 藤田哲朗 (116) 2002年9月25,26日は富山高校の36回目の文化活動発表会です。 “変革の年”である今年、7限授業を乗り越えて富校生はどんなものを作り上げたのでしょうか。 ナビゲータのどーも君と一緒に見てみましょう☆ |
〜クラス研究発表〜 今年も文活が始まりました。今年のテーマは「第三の目で見る半径xmの世界」です。 変数xは“自分にとって身近と思える距離”をあらわし、身近なものを新たな視点から見つめなおそう、という意味が込められているそうです。 下校時間の厳守はいつものことですが、7限授業で放課後の活動時間が事実上縮小され、休日の活動も制限されています。 そんななかでもすべてのクラスと文化部が無事に発表できたというのは、富校生の底力を物語っているのではないでしょうか。 「ガンピの量は少なめ」というおたっしが学校の方からあったらしく、今年のクラス展示はガンピ少な目展示品大きく、というものが多かったように思います。 そのクラス研究発表ですが、今年の統一テーマは「生命」。 しかし、その読み方は自由で「セイメイ」と呼ぼうと「イノチ」と呼ぼうと「イトナミ」と呼ぼうと「ニッポンホウソウキョウカイ」と呼ぼうとかまわないとのことです。 かくして、狭いようでいて意外と自由度の高いよい統一テーマの下、さまざまなクラステーマが生まれました。 みなさんは「生命」と聞いてどんなことが連想されるでしょうか。 オーソドックスな「クローン(人つくる人)」、「赤ちゃん」、「遺伝」などをはじめ、「ジブリ」や「超能力」、さらには「宇宙人との出逢いを夢見る地球人」なんてのもありました。 1年生の展示はかなり柔軟で、教室で映画を上映したり、ディベート大会をしたりして見に来た人が参加できるものが多かったです。 今年からして来年の文活が楽しみですね。 2年生の展示は見に来た人を展示に引き込む、バイタリティのあるものが中心。 戦争の資料として展示品を借りてきたり、展示内容のクイズでガンピを隅から隅まで読ませたり、経験者として昨年の知識と反省の生きたものとなりました。 〜個人研究と文化部公演〜 今年の個人研究発表は2年生のバンド“crunch”の演奏でした。4人の熱い演奏に体育館は大熱狂。観客総立ちで大騒ぎです。 予定の4曲を終えたとたんに大アンコール。明日から周りの人の彼らを見る眼がかわっているかも。キャー!ステーキー! 毎年恒例、演劇部、コーラス部、吹奏楽部の発表があったことは言うまでもありません。 校内デビュー発表はいかなものとなったのでしょうか。クラス研究との板ばさみのなかでよくぞやり遂げました。エライ!キャー!ステキー! 〜文活といえば?〜 文活といえば食券、食券といえば文活、というぐらい(言ってない)文活と食券は欠かせません。 ケーキにクレープ、ドーナツにハンバーガー、嗚呼、いったい何を食べようかしら、と頭を悩ます人も多かったのではないでしょうか。 しかしそれ以上に食券販売の取りまとめと集金をする各クラス書記・会計の苦労がありました。 彼ら・彼女らの奮闘によって今年もおいしいものが食べられるのです。 普段は食堂に来ない人も、今日はたくさん食堂にきています。いつもよりおしゃべりになったりして、楽しい食事を過ごします。 〜芸術系の作品発表〜 記念館には美術部、華道部、書道部、芸術選択者による作品の展示があります。 美術部共同制作「椅子のオブジェ」はみるものを圧倒するスケールと鮮明な色が印象的です。 余談ですが、この椅子は美術室のものをしようしたので、次の授業から椅子が足りなくなるという珍事がおきました。 なお、記念館展示は文活終了後もしばらく展示されます。 惜しむらくは、なかなか記念館にも展示があったのに気づかないということでしょうか。 こちらも、先にあげた文化部同様、クラス展示や部活があるなかでよく仕上げたものです。お疲れ様。 〜古典芸能〜 2日間の締めくくりとして、最後に日本の古典芸能を観賞しました。 琵琶弾き語り、落語、講談、どれも本気で観賞したことのないものだったと思います。 残念なことに、撮影禁止のため写真は断念。みなさんの心に刻み込みましょう、というところですか。 芸術鑑賞のあとすぐに閉会式がおこなわれました。 賞をとって歓声が上がったり、とれなくてうつむいたり、苦笑いしたり、その反応はクラスによってさまざまです。 この研究を通じて強まったクラスの結束を大事にしていきましょう。 後半年間のクラスですが、クラス替えしたり卒業したりしても残る、そんな絆ができていればいいですね。 お前かよ! |
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