第31回文化活動発表会
 9月24日から25日にかけて、富山高校の文化活動発表会がおこなわれた。 今年のスローガンは「Heart to Heart 〜響き合え こころとこころ〜」。 両日ともに好天に恵まれ、どこの会場も盛況だった。

準備 クラス研究発表
 実質富山高校の文活のメインとなっているクラス研究発表。今年の統一テーマは「過去・現在・未来」であった。 本番が近づいてくると、1・2年生階はどこもかしこも文活一色になり、特に1年生の意気込みが高いのは恒例である。 前年度の1年生が「膨大なガンピ枚数」だとすれば、今年の1年生は「巨大な模型」が印象的であった。 特にテーマ「遊びについて」とする1年1組などは数多くの大道具を制作し、教室に入りきらないために廊下にはそれらが林立していた。

一番乗りクラス  さてさて、文活といえば本番一番乗りである。今年の一番乗りは群を抜いていた。 一番乗りは2年の某クラスA氏。ちょいとここには載せがたい時間であった。ご想像にお任せするほかない。
 左の写真は朝4:30頃における、あるクラスの追い込み模様である。 全体的に見ると5:00から5:30頃にかけて第一次の登校ラッシュがあったようだ。 文活の醍醐味であることだよ。

1年6組  今年から先生と3年生による特別審査員のほかに、一般審査として全校投票がおこなわれることになった。 これまではなんといっても社会性のあるテーマが強かったが、ここへきて生徒の人気や注目を集めることも肝心な要素となった。
 そんな中でみごと最優秀賞に輝いたのは、テーマ「ドラえもん」の2年6組。 会場ではドラえもんの過去・現在・未来を事細かに分析したガンピや、ドラえもんの等身大模型、生徒・先生の書いたドラえもん、社会性に富んだ切り口からの考察などが目を引いた。 なんといってもアイディア賞ものだったのは教室の出口に設置したリアルな「どこでもドア」であった。

ティータイムコンサート 文化部発表
 そして文活を盛り上げるもう一本の柱が文化部の発表である。 文化部の生徒はこの日に向けて、クラスの研究と板挟みになりながらも練習・活動に励んできたことだろう。
 左の写真は2日目におこなわれた、吹奏楽部によるティータイムコンサートである。 天気予報は雨といっていたが、そんなことはあってはならないので晴れた。 吹奏楽部は1日目にも第一体育館にてオータムコンサートをおこなっていてる。
 百周年記念館の和室では茶道部による茶会が開かれており、「お茶券」を手に生徒は風流な「和」の心にふれていた。

生徒会企画
 生徒会執行部の運営する数々の企画も忘れてはならない。 今年の個人研究発表は、寂しいことに1つだけ。 とはいえ内容はレベルが高く、すばらしいショパンのピアノ曲演奏であった。 バンド演奏がなかったことを残念がるものが多く、来年に期待したいところだ。
 また、生徒の持ち寄った品物を売るチャリティバザー会場では、 用意したヨーヨーがすべて売り切れるという盛況ぶりで、校内ではヨーヨーを持つ生徒があちこちに見られた。

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