校章 富山中学校 校歌 吉竹熊治・大日方退蔵 作詩 / 古瀬紋吉 作曲
神通川
  一、 我北陸の 中枢に    国の鎮めと 峙てる
       名も立山の 朝日影    その崇高を 仰ぎみよ
       峨々たる峰に 雲湧きて    自然の霊威 輝けり


   二、 北澎湃の 波高く    龍と渦巻き 雷と吼え
        有磯の海に うち注ぐ    自彊不息の 水の声
        昼夜よどまぬ 神通の    深き心を くみて知れ


    三、 この秀霊の 地を占むる    教えの庭に 集ふ身の
         向上の意気 山高く    久遠の理想 水長し
         天の寵児と 生まれたる    九百の健児 奮起せよ



※ 四 以下は、現在では歌われていません。 四、 目に空想の 夢を見ず 足実着の 地を踏みて 智徳を磨き 体を練り 身を立て国に 報ゆべく 忠孝の道 一すぢに たゆまず励まむ 文に武に 五、 堅忍不抜の 盾を持ち 奮励努力の 剣とり 浮華の風潮 打ち払ひ 自重の旗を ひらめかし 至大至剛の 浩気をば 中越の野に 養はむ

旧制富山中学校の校歌。
 明治43年、富山中学の職員によって作られた。
  これを歌いながら生徒は歌詞にある
   「天の寵児と生まれたる」富中生としての誇りを自覚したという。
    さすが明治の魂、漢語や対句が美しい。
 楽譜が旋律だけのものしか手に入らなかったので、勝手に伴奏をつけてみました。ヘタです。
  曲を聴くには、MID PLUGなどが必要です。
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