スクールページ受賞絵巻
 「富校の杜〜富山高校〜」が朝日新聞社主催/NEC特別協賛の「第3回スクールページコンテスト」審査員特別賞に輝きました。 1998年12月26日、渋谷区東京都児童会館でおこなわれた表彰式・シンポジウムのもようを高校生のキリクチからお送りしましょう。
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東京はクリスマス
 12月25日朝8:50、富山発羽田行きの第2便が元気に出発。 東回りに霞ヶ浦上空を通過し、「このへんにリンクはってる水戸一高があるんだなー」などと思いながら見事な雲海の中へと機は沈む。 この日東京に降り立ってからのことは受賞とはまるで関係なく、書いてもしかたないので省略するしかないでしょう。
 もちろん交通費はぜーんぶ朝日新聞が出してくれている。ホテルは品プリ新館。

渋谷区東京児童会館へ
リハーサルのスキに記念撮影  渋谷駅から明治通りを北に7分。最寄りの交差点には「スクールページシンポジウム会場」の矢印を持つおにーちゃんが。 集合時刻11:00ピタリに入ると、当たり前ながら受賞者待遇をうけてちょっとうれしい。 控え室に案内されるとすでにほとんどの学校が集まっていた。せまい。しばらくぼーっとしていると打ち合わせ開始。
 打ち合わせで賞品と初対面。受賞者はみな、まず省スペース98NXに注目し、それが当たらないことを悟るとスキャナの数を数えはじめた。 全員にスキャナが行き渡ることを確認し、まずは安心する。ここで少し場がなごんだので、中学クラス賞の熊本湯島中学校と仲良くなれた。

表彰式開始までの自由時間
佐野元春さん  控え室に戻ってまわりを見るとみなさん「生徒と先生」組で、わたしだけひとりぼっち。 ひまなのでプログラムを見ながら「あの上品な顔立ちは審査員特別賞の芦屋高校だな・・・」 「ジャカルタ日本人学校ということは日に焼けた顔の生徒がいるはずだが・・・」などとバカな考えをめぐらせていた。
 ホールにおいてあるノートパソコンで受賞校の復習をしておく。 NECのプレゼンターの女の子と仲良くなったが、わたしが富士通だと言うと残念そうだった。
 うろうろしていた審査員の佐野元春さんを発見。準備のいい熊本湯島中学の先生が色紙を分けてくれたのでサインを求める。 審査員を務めただけあって「富山高校です」と言うと「ひとりで作ったの大変ですね」と返してくれた。 ここで、サインの順番待ちのどさくさのなか、高校クラス賞の東京桜丘女子とも仲良くなれた。やっほー。

やってきました表彰式
後ろに映し出されるは大百科事典 受賞の瞬間  会場は300人くらいの入りだろうか。審査委員長を務めた慶應大の相磯教授による総評のあと、順に表彰。 ホームページの紹介とともに後ろのスクリーンにどーんと画面が映し出される。 非公式ページの受賞はわたしだけで、中学高校で制服を着ていないのもわたしだけだった。
 富校の杜の表彰状を渡してくださったのは審査委員長の相磯教授で、わたしにだけ握手のおまけ付き。 同時に「がんばって。期待してるよ」とのお言葉。これは・・・慶應を受けるしかないな。 もらったのはでっかい賞状とNECスキャナと立派なクリスタル楯。
 受賞のあとにインタビューを求められるところが4校あったが、いずれも男子生徒ではなくかわいい女子生徒であったのは絶対偶然ではない。

シンポジウム、そして・・・
あーでもないこーでもない、わはははは 熊本湯島中学くん 東京桜丘女子高校ちゃん  山根一眞さんをモデレーターに、インターネットについてのお話。 くわしい内容はスクールページにまかせるが、おおむね「How to 金儲け」と「熊本湯島中学が音頭をとる全国方言保存計画」の2つが議題になった。
 さてさて、かくして楽しい一日が過ぎていく。 ホントは受賞した全国の学校の人々と仲良くなっておきたかったのだが、富山便を待たせてあるので名残惜しくも帰らなければならない。 みなさん富校の杜について「個人で制作」と「メモ帳だけで制作」の2点について大いに驚いてくれたのが印象的だった。わはは、どうだ。
 なお、空港の手荷物検査ではガラス製のクリスタル楯が見事に引っかかり、箱を開けられてしまった。 さらにその後、副賞のスキャナはUSB専用で、自宅のデスクパワーくんにはつながらないことに気づく。
 羽田発の最終便が霜の降りる富山に着いたのは夜の8:00であった。

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