2001年度入試倍率
 2001年2月26日正午をもって、富山県の2001年度県立高校全日制入試の募集が締め切られました。 今年からは予想記事も書きましたが、中学生からの反響はますます大きくなっています。
 隔年現象などをわかりやすくするために、過去2年分の倍率を表に掲載しました。 なお、定員と募集人数の差は、推薦による入学確約者数です。
    今年の「2001年度入試倍率予想」記事を見る
    去年の「2000年度入試倍率」記事を見る

高校 学科 定員 募集 志願 倍率 00年 99年
富山地区
富山 普通 240 240 280 1.17 1.01 1.14
理数 40 28 31 1.11 1.14 1.00
富山中部普通 240 240 261 1.09 1.03 1.12
理数 40 28 32 1.14 1.46 1.27
富山東 普通 240 228 256 1.12 0.97 1.07
呉羽 普通 230 214 235 1.10 1.08 1.36
富山南 普通 240 212 277 1.31 1.37 1.53
高岡地区
高岡 普通 240 240 292 1.22 0.98 1.34
理数 40 28 24 0.86 0.68 1.00
高岡南 普通 200 184 211 1.15 0.97 1.08
その他の地区
砺波 普通 160 160 153 0.96 1.08 1.11
理数 40 30 29 0.97 1.20 1.13
魚津 普通 200 200 230 1.15 0.97 1.12
理数 40 30 28 0.93 1.17 1.63
〈富山高校周辺の志願状況〉
 富山東や富山南などが定員を減らし、波乱が予想された今年度の県立高校入試。その影響は波乱と呼ぶには小いものだったと言えます。
 さて、富山・富山中部共に倍率を上げていますが、これは予想記事で述べたように、東の定員減というよりもむしろ隔年現象によるものと見るべきです。 また、両校のシーソーゲームは今年も律儀に続いていますが、毎年あまり重要な格差には至っていません。
 富山東が去年よりわずかに3人志願者を減らすに留まる一方で、富山南は67人も減らしています。 毎年高倍率が続いた富山南は、今年の定員減がだいぶ嫌気されたようです。
 高岡の不人気は去年だけにおさまり、定員を減らした高岡南は志願者を7人減らしながら倍率は上昇。
 砺波が定員割れを起こし、去年までの東と同じような状況に陥っています。 160人の少ない定員ながら、将来的な定員減も視野に入る可能性が。
 今年は定員減によって全体的に倍率はやや上昇しました。 おそらく、県教育委員会にとっては目論見通りの倍率に落ち着いたのではないでしょうか。
〈理数科〉
 中学校による受験者数調整がささやかれる中、去年の富山中部は異常な高倍率でしたが、今年はやや緩和。 富山も定員超過は3人と、おだやかな数字になっています。高岡の定員割れは特に驚く現象ではなくなりました。
 砺波の定員割れは、上にも書いたように普通科の定数減にも影響しそうです。 魚津の定員割れは、来年の普通科からの流入を招くか。
〈入試に向けて中学生へ〉
 受験勉強にイソガしい中学生ちゃん、こんにちは。受験生が最後にやることといったら、これまでのテストの見直しです。 特に模試の見直しは力になります。あとは楽しい富校生活をうきうきしながら想像することですね。 そのためには富校の杜を読むのが一番!でも勉強をさまたげちゃいけないので、じっくり読むのは3月の試験が終わってからかな(^^? それでは富校合格に向けて「ガンバレ!受験生!!」
〈あとがき〉
 予想記事も書いた今年の入試倍率特集。 年が明けてからの記事へのアクセスは1000に迫り、受験生にお届けするガンバレメールも今年度は70通くらいになる見込みです。 去年とはうって変わって40人も落ちちゃう富校入試ですが、どうか自信を持って試験に臨んでくださいね!
1年生 2年生 3年生 (学年の変わり目は4月1日ということで)

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