1998年度入試倍率
 1998年2月26日正午をもって、富山県の県立高校全日制入試の募集が締め切られました。その志願状況をお伝えします。 また、現役富校生の立場からのつたない考察も添えてありますので、興味のある方はお読みください。なお、定員と募集人数の差は、推薦による入学確約者数です。

高校学科定員募集志願倍率昨年
富山地区
富山 普通 240 240 261 1.09 1.18
理数 40 30 30 1.00 1.07
富山中部普通 240 240 279 1.16 1.11
理数 40 30 33 1.10 1.00
富山東 普通 280 268 338 1.26 1.31
呉羽 普通 230 214 321 1.50 1.29
富山南 普通 280 256 361 1.41 1.38
高岡地区
高岡 普通 240 240 305 1.27 1.15
理数 40 30 19 0.63 0.67
高岡南 普通 240 224 255 1.14 0.96
その他の地区
砺波 普通 160 160 159 0.99 1.08
理数 40 30 37 1.23 1.13
魚津 普通 200 200 216 1.08 1.05
理数 40 30 33 1.10 1.03
〈富山高校周辺の志願状況〉
 生徒数の減少から御三家が一斉に前々年度、普通科の定員を40名減とし、大きく揺れていた倍率も、少しずつ安定に向かっているようです。 しかし、その影響が富山東、呉羽、富山南にあらわれています。富山の前々年度の倍率は確か1.28ですから、この傾向が続くとすると、来年度はますます呉羽、富山南が厳しくなるかもしれません。
〈理数科〉
 富山、富山中部は1倍を大きく超えずに、無難な倍率となりましたが、高岡はますます倍率を落としています。 このため、普通科の高倍率は理数科へ流されていくらか緩和されるでしょうが、理数科の不人気は砺波・魚津のような普通科との難易度の逆転を生む遠因ともなりかねません。
〈入試に向けて中学生へ〉
 受験勉強に忙しい中学生ちゃんが、果たしてどれだけ「富校の杜」を見てくれているのか分かりませんが、まあ、最後にやることといったら、これまでのテストの見直しです。 特に模試の見直しは力になります。あとは楽しい富校生活をうきうきしながら想像することです。そのためには富校の杜を読むのが一番ですが、さすがに受験生はちょっとひかえましょう。 3月12、13日の試験が終わってから、じっくり見てください。「ガンバレ!受験生!!」
〈ところで・・・〉
 水戸第一高校のページを見ると、茨城県の倍率はすごいですね。 富山県は、なんて平和なんでしょう。前々年度、1.28で富山高校受験者はパニックになりましたが、あちらは1.43でも低い方だとか。 募集人数もかなり多いので、その分落ちちゃう人も多いわけで、受験生は大変ですね。 ちなみに水戸市の人口は25万人ほど。富山市は33万、高岡市は17万人です。参考までに。
1年生 2年生 3年生 (学年の変わり目は4月1日ということで)

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