- α・β [あるふぁ・べーた]
- 富校の数学の授業の呼び名。それぞれ数学α、数学βのこと。富校生はいちいち「数学」と付けて呼ばない。
αでは数学 I・II・III を、βでは数学 A・B・C を中心に授業を進める。
富校の数学は毎年学年担任によって進度についての綿密な話し合いがおこなわれ、年によっていろいろと進め方が違う。
1年の早いうちから数学Bに入ってしまい、あとでまた戻るということもあった。
- 一体 [いちたい]
- 第一体育館の略。「いったい」とは読まず、しっかり「ち」を発音する。
現在の体育館は創校80周年事業として1967年に完成した。
その後老朽化に伴いって痛みや雨漏りが激しくなり、98年秋からの改修工事で、新生イチタイが1999年春に完成した。
現一体は設備面が充実しており、とくにステージの照明や音響は大変な進歩を遂げた。
- ST [えすてぃ]
- ショートタイムの略。だが、どんなにゆとりがあろうと誰も「ショートタイム」とは呼ばない。
2時間目と3時間目のあいだの15分の休み時間に、担任の先生がやってきて連絡事項などを伝える。
終わると同時に休み時間であり、担任の手際がいいと、休み時間も長くなる仕組みである。
ただでさえ富校の授業に延刻があってはならないのだが、特に2時間目の延刻はSTに影響するため、教師間で最もタブー視されている。
- 甲・乙・副 [こう・おつ・ふく]
- 富校の英語の授業の呼び名。それぞれ英語甲、英語乙、英語副のこと。富校生はいちいち「英語」と付けて呼ばない。
多くの学校は「リーダー」「グラマー」「サイドリーダー」などとカッコよろしい名前が付いているのだが、さすが富校は歴史の重みを感じさせてくれる。
富校の教科書は強力であり、富校で副の時間に使われるものが他校ではメインの教科書というありさまである。
なお、英語乙はさらに文法と作文にわかれる。
- 実テ [じって]
- はじめは「何もそこまで省略しなくても」と思ってしまうが、やがてはめったに正式名では呼ばなくなる「実力テスト」の略称。
極めて定着しており、先生も略称でしか呼ばない。「実テに向けてがんばろう」「実テよかったよ」のように使う。
- 富校・富高 [とみこう]
- 富山高校の略称。生徒会誌「北辰」と新聞部発行の「富高新聞」が「富高」を貫いているので、基本的にはそちらが公式。
ただし、富校図書館発行の「月刊図書館」では「富校」を貫いている。
また、「学年通信」の先生の原稿中でも「富校」の表記が優勢である。
さらに、「生」を付けて生徒たちを表すときには「富校生」の表記が一般的らしい。
そんななかへ「富校の杜」がなぐり込みをかけたわけである。
とはいえ、管理人自身意識して「富校」を選んだのではなく、あとで気づいたのでした。
- 二体 [にたい]
- 第二体育館の略。1983年に完成。2階建てであり、1階はピロティとなっている。
一体よりも小さいが、なんとか全校生徒が入れる。
外から見ると二体の屋根には何か入っていそうな構造物がくっついているのだが、中から天井を見ても何もない。
あそこには果たして何がひそんでいるのだろうか。
- 文活 [ぶんかつ]
- 9月下旬の文化活動発表会の略。
中学校によっては同じ略称を使用しているため、なんということもないのだが、初めて聞く人はなんのことだか分からないという。
いちいち「ぶんかかつどうはっぴょうかい」なんて言ってたとは、ご苦労様なことである。
ここで複雑なのが、これが動詞にも使われるという事実である。
「文活する」とは「文活のクラス研究に取り組む」、という意味である。
- ミルホ [みるほ]
- この略称を嫌う生徒もいるが、ミルクホールの略である。アクセントは付けずに棒読みする。
「ミホ」と略す生徒もいるが、女の子の名前と間違えるので浸透はしない。お昼休みなどで「ミルホ行こ」などと使う。
なお、「ミルホに行く」とは「パンを買う」「ジュースを買う」「アイスを買う」「くつろぐ」とおおむね同義である。
- 杜 [もり]
- 富校の杜の略称。一部の吹奏楽部員のなかでは、練習場所にもなる太郎丸の杜を指すこともある。
富校の杜の「杜」は太郎丸の杜の「杜」である。
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